8月定例議会を前に



議長辞表提出拒否

 本年4月、岡山市議会は任期4年の折り返しを迎え、5月議会で議長をはじめとする人事が一新する予定であった。
 ところが、すでに皆様ご承知の通り、宮武議長は申し合わせを無視し、辞表の提出を拒んでいる。このことは岡山市議会及び市民への重大な背信行為であり、決して許されるものではない。

議会決議を自らが否定

 そうしたことから、5月臨時市議会で議長不信任決議が、6月定例会では議長辞職勧告決議が賛成多数で可決されている。にもかかわらず、法的拘束力がないと強弁し、依然として議長席に居座っており、岡山市議会並びに市民を混乱に貶めている。
 議会の決議を議長自らが否定するという信じられない行為であり、このことは、議長として議決案件を采配する権能を自ら放棄したことに他ならない。まさに異常な行動と言える。

自民党市議団・団長として

 図らずも、自分自身が新たに自由民主党岡山市議団の団長という大役を引き受けることになった。会派の運営上の責任を負っていく覚悟だ。
 これらの行為は会派の総意に背く裏切り行為であり、許されるものではなく、毅然とした態度で臨まなければならない。
 しかし、我が会派の重鎮であり、指導的立場にあることから、しかるべき時期に良識に添った判断をされるものと信じていたが、全くその様子が感じられず、残念でならない。
 これ以上先延ばしすれば、自民党市議団としての自浄能力を問われるばかりか、自民党全体の評価を貶めることになりかねない。断腸の思いであるが、8月議会では重大な決意を持って望む所存である。

8月議会を前に

 いよいよ8月議会が開会となる。通常は9月議会なのだが、今回は市長選挙があり、その日程を勘案し8月30日の開会となった。
 市長不在でも開会できない訳ではないが、答弁席に市長が不在ではしまりのない議会となることが予想され、これを避けた形だ。
 これまでの大森市政4年間を評価する選挙となるが、どうやら共産党以外からは対立候補がなく、無風選挙の様相だ。だからといって当選後の施策を質問することにもならず、少し盛り上がりに欠ける質問戦になることは避けられない。
 いずれにしても、この市長選には超党派で支援することになっており、どこの会派がどの様な質問を、どの様な角度でするのか興味深い。また、市長の答弁にも注目したい。
 そして、9月15日に議会最終日を迎えるが、翌々日17日が市長選の告示となり、一気に選挙戦に突入する。




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