永住外国人の地方参政権、岡山市議会は継続審議〜2月定例議会から

外国人参政権の危険性

鳩山民主党政権はマニフェストに全く触れていない、永住外国人に地方参政権を付与する法案を十分な国民的な議論を経ることなく、今通常国会に提出することを検討しているようである。しかし、外国人参政権付与は憲法違反の疑いが極めて強く、地方参政権といえども国の主権を損ないかねない重大な問題であると言わねばならない。
 現在、日本での永住外国人は91万人。このうち韓国・朝鮮籍などの特別永住者は42万人で、残り49万人が法務大臣から永住を許可された一般永住者だが、中国籍が14万人と急増している。
 民主党内で検討されている法案は、特別永住者だけでなく、一般永住者までも地方参政権を付与する内容であり、このままだと韓国や中国の意向が地方参政権を通じて地方自治に反映される危険性は否定できない。
 現に、これまでも中韓両国や在日韓国人グループの民団は、我が国の歴史教科書に対して公然と記述変更の要請を繰り返し、歴史教科書の採択にまで干渉してきているのは既に皆様方ご承知されているところである。
 さらに中韓両国は、尖閣諸島、竹島などの国境離島の領有権を主張し、不当な言動を繰り返している。
 このような状況下で在日の中国人・韓国人に地方参政権を付与すれば、これまで以上に学校や教育委員会に対する干渉が強まるだけでなく、我が国の安全保障をめぐって大きな混乱が起こることは当然に予想される。
 これは地方自治を左右する大問題であるにもかかわらず、鳩山政権は地方の意向を無視して立法化を強行しようとしている。韓国政府や在日韓国人の要望には耳を傾け、中華人民共和国におもねることはあっても、当事者である我々地方議員の意見や国民の思いを聞くつもりはないようである。
 こうした国益軽視、地方不在の鳩山政権に対して、今や多くの地方議員が立ち上がり、昨秋だけでも実に14の県議会が地方参政権付与に反対する意見書を採択している。

外国人参政権は憲法違反

 そもそも平成7年の最高裁判決も認めているように、参政権は憲法上、国民固有の権利である。我々は、この国民固有の権利を断固として守ろうとする立場から、外国人地方参政権法案を阻止しなければならない。
 折しも、先月、外国人地方参政権は合憲とする理論を主導した長尾教授が、誤りを認め自説を撤回した。しかも、この長尾教授の説に基づいて、最高裁で地方参政権は許容されるがごとき傍論を書いた園部教授も自説を撤回していることが報道された。
 これによって、外国人地方参政権論は違憲であるという学説が確定した。にもかかわらず、鳩山民主党政権はこれを強引に推し進めようとしているのである。

岡山市議会での採択

 さて、2月定例岡山市議会の動きも簡単に報告させていただかなければならない。
 地方参政権を付与する法案提出に反対する意見書の提出を求める陳情が、様々な団体から7件、ほぼ同じような内容で出された。
 当然に我が会派は意見書の提出に賛成する立場を明確にし、保守系会派に賛同を求め、概ね賛同を得た。ところが、ぎりぎりになり韓国・富川市、中国・落陽市との姉妹都市縁組み交流がおかしくなりそうだ。少し配慮した方がいいのではないか、との意見に引っ張られる形で総務委員会は全会一致で結論を先送りする継続審議とした。
 情けないが、その背景には、韓国民団などの圧力を受け、意志を貫けなかった議員がいたと思われる。
 私としては、自分の力不足をただただ嘆き、反省するほかはないが、選挙権のない民団等在日外国人の組織にこれだけ圧力を受けるのであれば、選挙権を手にすればどんなことが起きるのか空恐ろしい。と同時に保守系市民団体も、委員会の傍聴に出向くなど議員に圧力を感じさせる具体的な行動をとらなければならないのではないか。






映画「大地の詩」制作協力のお願い

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 岡山県は、明治から昭和にかけて日本の福祉の基礎を作ったといわれる優れた社会事業家を輩出しています。
日本で最初に孤児院を創設し「児童福祉の父」と言われた石井十次。日本救世軍の創始者である山室軍平。そして、「感化事業の父」と呼ばれた留岡幸助の三人です。
  今回、留岡の生涯を描いた映画「大地の詩」が作られることになりました。きっかけは、石井十次を主人公にした「石井のお父さんありがとう」を撮った山田火砂子監督が、十次の映画作りの過程で留岡を知り、彼の「人間をよくする基本は家庭にある」という理念に共鳴し、家庭の大切さを考え直すきっかけにしたいと映画化を決意したことによります。
  彼は「学校に行ったからといって英雄豪傑ができる訳ではありません。君子になるか盗賊になるかは、家庭の空気の陶冶によるのです。それなのに今の家庭は下宿屋に過ぎません。」との言葉を百年も前に残しています。
  今、家庭崩壊を原因とする青少年に関わる悲惨な犯罪が相次いでいる現状をしっかりと見つめ、改めて留岡が生涯をかけて訴えたこと「家庭の大切さ」を真剣に考えなければならない時なのです。
  さて、山田火砂子監督が社長である「現代プロダクション」は、資金力に乏しいことから、福祉関係者などが呼びかけ人になり、制作協力をお願いしているところです。
  岡山では、児童養護施設・南野育成園理事長の叶原土筆先生を中心に呼びかけが行われています。
  叶原先生は、留岡幸助が始めた北海道家庭学校と理念を同じくする岡山県立成徳学校で、非行など問題のある少年の自立支援に情熱を注いで来られた方です。
  夫婦で1年365日、24時間子供たちと共に、家族として生活する中で指導にあたられた、まさに、留岡理念の継承者のお一人で、岡山県の児童福祉の第一人者なのです。
  私自身も縁あって南野育成園の理事をさせて頂いており、理事長のお話を伺う中で幸せの薄い子供たちの実状を勉強させて頂いております。
  つきましては、皆様方には留岡幸助の理念を伝え残すための映画制作に積極的にご協力をしていただきますよう心よりお願い申し上げます。
 

〜〜留岡幸助〜〜

 岡山県高梁市生まれ、高梁キリスト教会で洗礼を受けた後、同志社英学校(同志社大学の前身)で創立者新島襄の教えを受け、北海道の刑務所「空知集治監」に宣教師として赴任。
 囚人と接する中で、根本的な犯罪防止における対策として感化教育の重要性を痛感し、米留学を経て東京や北海道に「家庭学校」と名付けた感化院(児童自立支援施設)を創立。その後、感化法立案に携わるなど感化事業の開拓者的役割を果たす。
 また、自己の社会事業の集大成として作ったのが、少年更生施設「北海道家庭学校」。北海道の遠軽の広大な、そして厳しい大地に今もなお彼の理念は生き継がれている。






少林寺拳法めでたく黒帯となる

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 平成22年3月7日(日)岡山県少林寺拳法連盟主催の昇段試験が倉敷市武道館で行われ、晴れて念願の準拳士初段に合格することができました。
 振り返れば長い道のりでしたが、今日まで続けることができたのは多くの人に支えられ、励まされてきたお陰であります。特に岡山中央道院の小池先生にはひとかたならぬご厚情を賜り、心から感謝申し上げ、今後ともご指導をお願い申し上げます。
 さて、なぜ少林寺拳法を始めたかについて、簡単に申し上げなければなりません。その動きの素早さ、力強さのなかに、柔らかさ、なめらかさがあり、まるで舞を見るような美しさに魅了された。また、あくまでも人作りの行として少林寺拳法の普及を図ったという開祖・宗道臣先生の理念に共鳴したのです。柔道や空手が完全に勝敗を競うスポーツ化した今、少林寺拳法は特異な存在と言える。
 座禅を組み続け、滝に打たれて己の精神力を高めたからといって目の前の争いを止めさせることはできない。また、体を鍛え、技を磨き相手に勝つことのみを追い求めるスポーツで崇高な人格を養うことはできない。
 正義を主張し、或いはいじめられている友達を助けようとする勇気を養うと同時に、相手の暴力に屈しない自分を守る力や技法を磨かなければなりません。
 少林寺拳法では、このことを「拳禅一如」という言葉で表します。拳は肉体、禅は心を表す。肉体と心は不可分であり、肉体だけの鍛錬で真の人格が完成したり、精神だけの修行で真実の悟りが得られるものではなく、精神の住み家である肉体を同時に鍛えなければならないという教えです。
 昨今、青少年を取り巻く事件や犯罪が後を絶ちません。また、いじめや不登校で苦しむ子供たちも多い。
 自信をもち正義を堂々と主張する勇気と、他人を思いやる慈悲心のある子供たちが一人でも多く育つように貢献できればと思っている。高齢者の仲間入りが目前ではあるが生涯の目標としたい。    合掌






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