映画「大地の詩」


 岡山が生んだ社会福祉の先駆者で、感化教育の実践者である留岡幸助の生涯を描いた映画「大地の詩」がめでたく完成し、一般公開を前に岡山をはじめ、完成に関わりのあった地域で好評の中、上映された。
 留岡は、犯罪の芽は幼少年期あり、家庭に恵まれていないことが最大の原因だと気づいた。その後「家庭学校」を作り、子供達の更正に尽くした人である。
 「人間を良くする基本は家庭にある。特に、子供にとって最高の教育者は母親なのである」と、家庭の大切さを訴え続けた人なのです。その理念は、今でも北海道の「家庭学校」に引き継がれている。
 こうした映画は、商業映画と違い採算が取れるものではないが、現代ぷろだくしょんの経営者でもある山田火砂子監督は、これまでも社会に警鐘を鳴らす映画を撮り続けている。
 監督の熱意を支援し、良い映画を作ろうと支援者が集まり、協力金を集め、この映画の撮影が始まったのである。私も南野育成園の理事という立場から支援のお手伝いをさせて頂いた。因みに、前作の石井十次物語「石井のお父さんありがとう」も同じように作られた。
山田火砂子監督自ら、お礼の意を込めて高谷市長を表敬訪問した。市長は「あの映画は本当に素晴らしい映画だ、涙なしでは見られない。親殺し、子殺しが頻発する荒んだ今の時代に人間として生きていくための多くの示唆を与えている。できるだけ多くの人に見てもらえるよう協力したい」と感想を述べられた。
 是非、皆様にも鑑賞されますようお勧めします。







アスポ存続の会を支援!!


  国内はもとより世界で活躍している選手が岡山にたくさんいる競技がある。
 アクションスポーツと呼ばれるこの競技は、アメリカを中心に始まったが、今や世界的なブームになりつつある、注目スポーツである。
 日本にあっては、岡山がアクションスポーツの先進都市なのだ。岡山の選手達の活躍ぶりはずば抜けていて、国内の大会では、上位を独占してると言っていい。
 その練習場所となっているのが01年、岡山操車場跡地に岡山市が建設し、エックススポーツジャパン鰍ェ運営を委託されているASPOだ。今、ASPOをモデルに日本各地に練習場所が作られている。
 ところがである、世界チャンピオンが練習しているこの場所が今、なくなりそうなのだ。経費の持ち出しがあるわけでもないのに、岡山市は、自分で作っておいて自分で潰してしまおうとしているのだ。こうした利用者に全く配慮のないやり方はとても理解されるものではない。
 練習場を奪われる選手達にとってはあまりにも気の毒なことだ。また、岡山市全体にとっても、もったいないことであり、残念なことなのだ。 存続を願う彼らの支援をしないわけには行かない。







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