寒中お見舞い申し上げます

 あっという間に正月が過ぎ、2月、如月を迎えました。今年の寒さは例年になく厳しいものがあり、震えるような日々が続いておりますが、皆様方にはご健勝にてお過ごしのことと心よりお喜び申し上げます。
 平素より、「和気たけし」に対し、温かいご支援・ご協力を頂き心から感謝申し上げます。
 今年の正月は気持ちよく迎えられました。それというのも、年末の二つの選挙、即ち岡山県知事選挙と衆議院選挙に勝利したことにあります。国においても、岡山県においても飛躍・発展が期待できる一年になりそうな予感を感じさせるからであります。
 更に9月には、市長選挙があり、任期後半2年の議長選びが5月にあります。これらの重要な選挙にもリーダーシップを発揮するよう頑張って参る所存です。
 ともあれ、本年が皆様方にとりまして幸せな年でありますようお祈り申し上げますとともに、変わらずのご厚情を賜りますようお願い申し上げます。




伊原木岡山県知事誕生


 現職石井知事の引退を受け、16年ぶりの新しいリーダーを決める知事選が昨年10月28日に行われ、元天満屋社長の伊原木隆太氏が大勝しました。戦後公選制となって以来、初めての民間出身者、歴代最年少の知事誕生ということで、今までの知事像と全くタイプの違うリーダーの新しい発想による県政運営が期待されるところです。
 この知事選において「和気たけし後援会」の皆様方には力強いご支援を賜りましたことに対し、心より御礼申し上げます。
 新知事には、岡山県の前進の為、全身全霊で、選挙戦で掲げた教育再生と産業振興の実現に向け取り組んで頂けるものと確信しています。
 また、引き続き財政再建という難題も横たわる中、県民の先頭に立ち各地域の将来像を描き、活力を引き出すということは簡単なことではありませんが、何事にも恐れず、自分の信念を貫いて頂きたいと思います。



自民党が政権復帰


 昨年暮れの総選挙では、安倍総裁率いる自由民主党が勝利し民主党政権に終止符を打つことができました。
 岡山においては、一区の逢沢一郎氏が見事9回目の当選を圧倒的な勝利で飾ることができました。また、民主党の重点地区である岡山二区においても、新人の山下貴司氏が予想以上の戦いぶりで、早々に当選確実を勝ち取る会心の勝利でした。これも偏に皆様方のお力によるものであり、同志の一人として感謝・御礼申し上げます。これからのお二人の活躍を大いに期待したいと思います。
 ともあれ、「国家なき日本」を終わらせ、ようやく「国家再構築」へと一歩を踏み出す段階に入ったと言えます。選挙に勝利した直後、安倍総裁は満を持して持論の経済対策を述べましたが、それだけで市場は敏感に反応し、円安・株の方向となりました。その後、組閣とともに迅速で適切な対応を次々と打ち出し、一連の流れを更に加速させています
 しかし、三年に亘る民主党政府の無策の経済施策、破壊された外交等、その付けは大きく、デフレ脱却や尖閣問題をめぐる中国への対応などが重くのしかかっています。
 また、7月に参議院選挙を控え、国内にあっては野党が当然ながら巻き返しを図り、国外からは、中・韓などが反日行動を強めてくるのは必至です。
 こうした厳しい現実を踏まえ、なお一層気を引き締め全力で安倍政権を支え、国家の再構築に向けて全力を上げて参らなければなりません。



岡山市長選の行方


 我々にとって、もっと身近で関心の高いのは、岡山市長選です。その選挙が今年9月に行われる予定です。現職高谷市長は、まだ去就を明らかにしていませんが、出馬時の経緯や年齢を考えると続投の可能性は低いのではないかと思います。
 県知事選ほどではありませんが、10万票を獲得しなければならない大型の選挙ですので、組織的な応援がなければとても戦えません。あくまでもその中心は岡山市議会であり、市議会議員の多くが応援できる候補者でなければ勝てないのは過去の例からも言えるでしょう。
 今後、水面下で立候補を伺い、支援獲得の動きが活発化するものと思います。政策は勿論ですが、岡山を良く知り、郷土愛に溢れる人物でなければなりません。ただ、岡山を良く知った人は、名前を良く知られた人でもあるので、一人を選ぶ首長選挙ではライバル心も働き、まとまりにくいところがあります。
 従って、世間にあまり知られていない岡山出身の官僚という選択もありますが、官僚は国家意識が強く、地方の仕事は本意ではない、あくまでも首長は政治家への一歩であり、最終目標は国会議員ではないかと感じるところがあります。勿論、人によるのですが、こうした傾向を十分に考慮した上で、最適な候補者を選び、積極的に支援したいと思います。
 今年9月ですので、これから手を上げる人が現れて来ると思いますが、いずれにしても政令都市岡山にふさわしい立派な人物を選ばなければなりません。今後の動きを注目していきたいと思います。



任期後半の議長選


 さて、市長選の前に、我々市議会議員にとって重要な議長選挙が5月臨時市議会で行われます。例年、市民そっちのけで、激しい権力闘争を繰り広げており、見苦しいとの批判もありますが、任期四年の折り返しを迎え、全ての役職をリセットし、後半の二年に備えるので当然のことながら力が入ります。
 特に、議長候補として有力視されていたベテラン議員が昨年暮れに突然ご逝去されたため、難しい議長選になる恐れがあります。
 いずれにしても、こちらも政令市の議長として、更には県下の議長会の会長としてふさわしい堂々とした人物を選ばなければならないことは勿論のこと、その議長の元で、9月の市長選が行われることも考慮しておかなければなりません。


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