和気たけしの主張
深刻な少子化・人口減社会〜間違った男女共同参画施策〜

深刻な人口減少

 我が国の人口減少に歯止めが掛からない。先般発表された合計特殊出生率はやや上昇したとはいえ、1・41だ。人口を維持するには2・07が必要とされているので深刻な事態である。
 昨年に比べ24万人の人口減という。この数字はごく平均的な都市の人口に匹敵する。このまま続くとすれば、机上の計算では200年後には日本の総人口が10分の1になるというから恐ろしい話だ。
 国を挙げての本格的な対策が喫緊の課題である。現在、国も地方も保育園の拡充で待機児童の解消などの施策を行っている。しかし、これは子育て支援策ではあるが少子化対策とは言えない。
 つまり、子どもを預ける場所がないから子どもを産まないという考えだが、本質からずれた上っ面な施策で、この大きな問題を解決できるものではない。
 少子化の要因はつまるところ未婚・晩婚化なのである。このことに焦点を当てた有効な対策が必要である。



児童養護施設の現状

 私は、児童養護施設「南野育成園」の理事をさせて頂いている。少子化の時代にあって、こうした施設で暮らさなければならない子どもだけは確実に増え続けている。
 かつては、孤児院と呼ばれ両親のいない、いわゆる孤児達の為の施設だった。今は、ほとんどの子ども達には親がいるが、離婚などの理由から邪魔者にされ、虐待等を受け心に深い傷を負っている子ども達の施設なのだ。
 子どもをたくさん産んでくれることはありがたい事だが、簡単に結婚・離婚を繰り返すと、子ども達はとんでもない不幸に見舞われてしまう。
 施設の苦労や、奮闘ぶりについては、またの機会にしたいが、この子ども達を一人前の大人に育てあげるのは容易なことではない。



未婚女性の増加

 他方、高学歴で立派な仕事を持つ女性が結婚しない、子どもを産まないといった現象が起きている。つまり、このことに魅力を感じていないのだ。
 男性と同等に仕事をこなしていくのが、これからの女性の生き方だと教え込み、それ以上に尊い出産や子育てを蔑ろにさせているのが男女共同参画施策だ。



ジェンダーフリーからの脱却が鍵

 よくよく考えてみれば、政府も行政も家庭の大切さ、出産・育児の重要性を国民に訴えてこなかった。むしろ全ての動物が本能として持っている子孫を残そうとする子育ての意義を語ろうとしないどころか、これを否定する方向に誘導したのだ。
 つまり、ジェンダーフリーの思想が蔓延したことによるものであると言える。そしてその思想は政府の中にはびこり、ついには、男女共同参画基本法にその思想が書き込まれた。
 即ち、性別による固定的な役割をなくしてしまおうというものだ。要するに、女性は出産や子育てよりも外に出て仕事を選ぶ生き方をするよう、また、家庭に縛られることなく自由に生きることを国を挙げ積極的に行っているのだ。
 決して女性を軽視しているわけではないが、そんな思想が広がるはずはないと高をくくっていたら、気が付くと、とんでもない事態を招いている。
 国が率先し、こうした状況をつくり出したのならば、国においてこの始末をしなくてはなるまい。
 国も地方もこのことを反省し、直ちに男女共同参画施策の方向転換をしなければならない。さもなければ、我が国はやがて滅亡してしまうことになる。


   

自衛隊岡山地方協力本部より感謝状を授与


 昨年11月24日、自衛隊岡山地方協力本部の創立記念式典があり、先だって、私がもったいなくも感謝状を頂く栄光にあずかった。
 当日は現職自衛官も多数ご出席され、厳粛な雰囲気の中で行われた。楠見本部長より直接授与され、身の引き締まる思いがした。
 頂いた理由は、岡山県防衛協会常任理事の任にあること、また、岡山市議会では防衛議員連盟の会長を長く努めていること等だが、感謝状に値する程の功績があったのかという思いはあるが、今後の期待を込めてのことと受け止め、ありがたく受け取らせて頂いた。
 これもひとえに、関係各位の御協力の賜と感謝し、これからも国防の重要性、並びに自衛隊の活動に対し、これを全面的に支援して参る所存です。



                    

今小学校跡記念碑完成
多数のご協力者に感謝


 昨年11月4日、大安の良き日、今小学校跡記念碑建立の完成式典が関係者約50人がご参集のもと盛大に開催された。
 今村宮宮司による神事の後、除幕を行い、立派な記念碑が披露された。
 引き続き、世話人代表の林会長から、「こうした立派な記念碑を建立することができたのも計画を上回る寄付金を頂いた皆様方のご協力の賜であり、また役員の皆様方の御尽力のお陰である。厚く感謝申し上げたい。そしてこの地に今小学校があったことを後世に伝えたいとの思いが実現し感慨に堪えない」との挨拶があった。
 また、着任早々お忙しい中駆けつけて頂いた大森雅夫・岡山市長の祝辞があり、更には、同窓生であることから記念碑の揮毫をお願いした黒住教教主様にもご参列を頂いた。
 そもそも、今小学校が人々の記憶から消え去るのではないかと案じ立ち上がったが、予想を遙かに超える同窓生が共感して下さった。改めて、母校に対する深い愛着を感じている卒業生が大勢おられることに感動した。
 今後、この土地の有効活用が論じられることになると思うが、この場所に記念碑があるということはとても大きな意味を持つことになる。
 なお、ご寄付を頂きました皆様方のご芳名は、町内ごとに取りまとめ表記している。まだ確認されてない方には、是非現地でご確認をお願いします。



                       

後援会忘年会盛大に開催
200名を超える参加者で盛況


 昨年12月1日、年末恒例の「後援会忘年会」を開催させて頂いた。お陰様で、200名を超える出席者で会場は埋め尽くされるという盛況だった。
 また、御来賓として、逢沢一郎衆議院議員、片山虎之助参議院議員を始め、同志の県議会議員、市議会からは新風会団長・三木亮治議員のご列席を頂き、それぞれに身に余るご祝辞を頂きありがたい限りだった。
 例年、アルコールには少しこだわりを持ち、全国各地から取り寄せた選りすぐりの清酒を楽しんで頂いている。
 世界遺産に和食が登録されたこともあり、日本酒が見直されているが、本当に良い日本酒を飲んで頂き、一人でも多くの日本酒愛好家を増やしたいという思いからだ。
 また、地元有志の本格的な日本舞踊で舞台を盛り上げて頂き、丸岡紀里江さんのジャズバンド「ベイズ・インストリート」の素敵な演奏で優雅な空間をつくって頂いた。
 お忙しいところわざわざご出席頂いた皆様方に感謝・御礼申し上げます。


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