平素より皆様方には大変お世話になり、誠にありがとうございます。  今年の夏は雨の多い不順な天候で様々な行事が中止・延期になってしまいましたが、いろいろな場所で皆様方のお話を伺うことができ有意義な夏を過ごさせて頂きました。
 お隣の広島では、大変な災害に見舞われ、見るに無残な映像を目にする度に胸が痛みます。亡くなられた方、今なお行方の分からない方、自宅を失った方々には心からお見舞いを申し上げます。
 こうした災害を防ぐための施設を整えるとともに、万が一の場合に備えた対応をきちんと整え、住民の安全安心の確保に努めるのが行政の役割であり、政治の務めだと改めて感じ、決意を新たにさせて頂きました。
 さて、この秋に西日本最大級と言われておりますイオンモール岡山が開業となります。現在着々と本体工事が進み、周辺道路工事を含めその全容が見えてきました。改めて、その規模の大きさに圧倒されます。
 年間2000万人の来客があり、350以上の店舗が入るというショッピングモールは、余りにも大きすぎて開店直後がどうなるのか、1年後果たして落ち着いているのかなかなか想像しづらいものがあります。
 いずれにしても、これを混乱なく旨く裁き、市街地の活性化に結び付けていけるかどうかがポイントとなります。 正に飛躍できるかどうかの正念場を迎えています。
 この極めて重要な時期に、まちづくりの専門家である大森市長が登場したのも何かの縁だろう。彼の豊富な行政経験と卓越した行政手腕が試される、と同時に、市民の代表である議会の見識が問われることになります。


森に響き渡るハーモニー
  星空サマーコンサート大いに賑わう
       締めくくりの花火が御南の夜空を彩る



 8月23日(土)夕刻よりひらた旭川荘の野外ステージで、「福祉のまち御南」をスローガンに星空サマーコンサートが盛大に開催された。
 事前の天気予報が芳しくなく心配であったが、何とか開催することができた。昨年が雨のため中止となっていただけに関係者一同ほっとしたところだ。
 御南中学校区の公立・民間を問わず、全ての学校・園からの出演があり大いに賑わう地域最大のこの行事も今回で15回を迎えた。ここのステージは、周囲が大きな木々に囲まれ、さながら森の中のコンサートといった風情だ。
 消防団が花火、駐車場の誘導が体協、駐輪場の誘導が交通安全母の会等など地域全体が支える最大のイベントだ。
 日が落ちる頃、可愛い子ども達が出演するということで、両親はもとより、祖父母まで総出での応援だ。手には、カメラやビデオを構え、熱心で気合いが入っている。
 そして、このコンサートの花形は御南中学校のブラスバンドだ。生徒約100人からなる演奏は少しおとなしいようにも感じるが、伸びやかでなかなかの実力だ。今後更に活躍して欲しいものだ。
 また、障害のある入居者とともに手を取り合い、合唱する姿はこのコンサートならではのものだろう。
 コンサートの最後は本格的な花火の打ち上げが隣接する笹が瀬川河川敷で行われた。200発程だから時間にすれば15分ほどだが、十分見応えがある。
 周辺地域の住民もこの花火を楽しみにしており、笹が瀬川の両岸にも、御南大橋にも大勢の人が並んで見物する。市街地の花火ほどこみ合うこともなく、ゆったり感があり、高齢者施設の入居者や入院患者にとって好都合なのだ。今ではなくてはならない地域の夏の風物詩となっている。
 よほどのことがなければこの事業の継続が危ぶまれることはないだろう。この事業を最初に手掛けてきたものとして喜びに堪えない。
 しかし、決してスムースに始めることができた訳ではなかった。数人がかりでの、計画案の練り上げや会場確保はさほど難しいものではなかったが、出演者に出演依頼をするにも実績がないので旨く伝わらない。地域の団体それぞれに役割を担って頂く為の説明、更に、協賛金集め等大変であった。
 中でも、「花火をそんなに簡単に打ち上げることなどできるものではない」「消防や警察との協議は済んでいるのか」「近くの病院の入院患者に対し無神経である」更には、「事故が起きた場合責任が取れるのか」等々の厳しい意見のオンパレードで、「もう止めよう」との意見もある中、くじけず頑張って今のイベントがスタートした。そんな中、苦労をともにして頂いた方々のことを思うと感無量である。



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