少林寺拳法のすすめ


少林寺拳法2段に昇段

 少林寺拳法2段の允可状を頂いた。高齢者になり若い人と同じようには動けないし、覚えも悪いが何とか合格させていただいた。
 少林寺の場合、昇段試験は実技だけではなく、穴埋め問題から論述までの試験がある。昔から筆記試験は苦手だったが、仲間の勧めもあり挑戦した次第である。合格は皆様方のお陰と感謝している。

少林寺拳法の目指すところ

 少林寺拳法は、開祖・宗道臣が、昭和初期中国に渡り、中国各地で中国武術の拳士に師事する。帰国後、各種の拳技を整理し、これに創意工夫を加え再編し、少林寺拳法と名づけ、人づくりの道、金剛禅を開いたもので、正真正銘の日本生まれの武道なのだ。
 少林寺拳法の教えに「力愛不二」という言葉がある。慈悲心や正義感に溢れていても、力がなければ、誰かの役に立ったり助けたりすることができないばかりか、自分自身さえ守ることはできない。また、愛情や理念を伴わない力は単に暴力であるとし、力と愛の調和を説くものだ。
 また、「守主攻従」という教えは、不正な暴力から身を守ること。まず守り、そして相手を冷静に見極め、反撃するという教えだ。

いじめ問題の解決に向けて

 今、教育の現場で頻発するいじめが大きな社会問題になっているが、解決の道筋が見い出せないで苦慮している。肉体的な苦痛や精神的なダメージに耐え切れず自らの命を絶つ場合さえある。
 隠れたところでのいじめもあるが、みんなの目の前で脅されたり暴行を受けているにもかかわらず、誰もが見て見ぬふりをするいじめはより深刻だ。先生までもがそうだとすれば、見過ごすことのできない深刻な事態だ。
 慈悲心と勇気と正義感のある人間が教育現場だけではなく、日本の社会から少なくなったように感じる。青少年に対する少林寺拳法の教えの普及を願う所以だ。

正当防衛を教えない教育

 例えば、大勢の前で少女が暴行を受けるという事件が起きたとする。そこにたくましい若者が数人いたとしてもその少女を助けようとはしない。
 なぜこうしたことになるのか考えるとき、自分が傷つくかも知れないという恐怖心もあるだろうし、「自分とは関係ない。関わりをもちたくない。警察に任せばいい」という気持ちにもなるだろう。だが、暴力に対し暴力は絶対にいけない、話し合で解決せよと、正当防衛を否定するかの如き教育のせいだとも言える。
 こうした原因を更に突き詰めれば、我が国の平和憲法の欠陥にたどり着く。

平和憲法の欠陥

 どんな小さな国であれ、自らの領土・国民の命を守るため、勇敢に戦うことを認めているが、我が国の憲法にはそうしたことが一切書かれていない。
 つまり、「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」と前文に書き、自らの国を自らの手で守ることを否定しているのだ。
 こうした憲法の精神で教育基本法等の法令が作られれば当然の結果になる。いじめ問題のすべてがここにあるとは言わないが、「やられたらやり返せるだけの根性と体を鍛えよ」と少林寺拳法の教えや武士道精神を教室で説くことができれば、陰湿ないじめも随分と減るはずだ。
 国防の為のみならず、子供達の健全な育成、そしていじめ解消の為にも、正当防衛を否定する思想の中心にある憲法の改正は急がなければならない。





SNSを積極活用した広報活動
 未熟だが利用度高めたい


 インターネットの普及はめざましいものがある。特に、スマートフォンが登場して、その勢いは爆発的に広がったと言えるのではないか。
 Facebook、LINE、Twitterなど、SNSと呼ばれるツールは、今や若者だけではなく一般人にも幅広く活用され、もはや、生活に必要不可欠なものになったと言える。そんな時代を迎えているのだ。
 また、インターネット選挙が解禁され、選挙のやり方もそうだが、議員活動のやり方にも画期的な変化が起きている。
 まさに、トランプ・アメリカ大統領はこうしたツールを上手く使い大統領選挙に勝利した。その後、大統領になってからも自身の施策や考え方をツイッターで直接国民に発信するというやり方を続けている。その内容はさておき大変な影響力を発揮しているのは間違いない。新聞やテレビなどに対抗しうるものになったと言える。
 岡山市政においても、どんな議論がなされているのか、そして、その中でどのような考えを持っているのか、支援者にリアルタイムで伝えるために、これらのツールをうまく活用することは議員活動の幅を広げることになる。
 しかし一歩間違えると、他人のプライバシーに触れたりするなど、炎上することもあると聞く。十分注意しなければならない。
 私自身はこうした分野に疎くあまり自信はない。未熟ではあるが活用度を高めていこうと考えている。ホームページをはじめとし、和気健関連のSNSを覗いていただければ幸いだ。




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