地域コミュニティの要
 町内会長表彰状・感謝状の贈呈式


 町内会長・区長として、長きにわたり地道に仕事を行ってこられた方に対する感謝状の贈呈式が昨年12月に行われ、出席させていただいた。
 町内会組織は、岡山市政を進めるうえで重要な役割を担っている。まさに住民として生活を送るうえで、なくてはならない組織である。近年、人間関係の希薄化が目立つ中での活動である。役員のなり手がいないどころか、町内会そのものの存在を否定し、加入しない住民が現れる時代なのである。ご苦労は大きいと思われる。
 町内会の担っている役割は多岐にわたり、運営は年々難しくなるにもかかわらず、やるべき仕事は増えるばかりであるといった矛盾を抱えている。そもそもすべてがボランティアであるということにも無理がある。行政として、顕彰することは当然だが、加えて何らかの助成を真剣に議論する必要があるのではないか。さもなければ、存続そのものが危うくなってくると思われる。  受賞者の皆様方におかれては、誠におめでとうございます。健康に留意され、今後とも住みよい地域づくりを目指し、町内会活動に取り組んで頂きますようお願い致します。




岡山市表彰式
 長年に亘る功績に感謝


 市の発展や市民の福祉のために力を尽くされた個人や団体の功績をたたえる岡山市表彰式は昭和36年に始まった制度である。
 令和4年度の表彰式は、昨年11月に市役所で、市花である見事な菊が飾られ、金屏風を配置し、格調高い雰囲気で行われ、有功表彰4人、善行表彰14人・6団体がめでたく受賞された。ちなみに今年度の受賞者は、連合町内会・婦人会の役員、統計調査員、地域の見回り隊、民生委員、水利土木員、保護司といった方々であった。
 市議会を代表し出席させていただき、これまでのご功績に敬意を表するとともに、心から感謝申し上げさせていただいた。受賞者の皆様方は、言わば岡山市民の模範であり、誇るべき宝です。健康に留意され引き続き岡山市の発展のためにご活躍いただきますよう、また後に続く人材の育成にもご尽力いただきますようお願い申し上げます。





祝全国大会優勝
 岡山学芸館高校サッカー部が優勝報告


 1月12日、学芸館高等学校サッカー部が全国高校サッカー選手権大会において優勝という岡山県勢初の快挙を成し遂げ、市役所まで優勝報告に来て下さった。一戦一戦、手に汗を握る激戦を勝ち抜き、日本一という栄光に辿り着いたのである。見事という他はない。
 日焼けした選手の誇らしげで自信にあふれた姿がまぶしい。決して、プロから注目されるような傑出した選手がいるわけではないようだが、全員でボールをひたむきに追い続ける姿は、実に高校生らしく、すがすがしいものであった。
 15日には凱旋パレードが天満屋アリスの広場から西大寺町まで行われた。選手の晴れやかな姿を一目見ようと大勢の市民が集まり、久しぶりに表町商店街が人であふれ返った。最後は、こけら落とし前の岡山芸術創造劇場「ハレノワ」の前で、学校長や監督のあいさつ、選手へのインタビュー等で締めくくった。
 心配した大きな混乱もなく、いいパレードになったと言えるが、こけら落とし前の「ハレノワ」のアピールになるという想定外の効果が得られたことも大きい。
 いずれにしても、岡山県勢初の偉業を成し遂げたのだ。選手の皆様をはじめ関係各位に心からお喜び申し上げる。市民に勇気と感動を与えてくれ、岡山を元気にしてくれた。本当にありがとうと申し上げたい。





凛々しい若者たちに感動
「二十歳の集い」実行委員会が表敬訪問


 昨年12月、今年1月に開催する「岡山市二十歳の集い」の開催概要の説明と出席のご案内のため、実行委員会のメンバーが市議会にお越し下さった。
 民法改正により成人が18歳になり、成人式と呼べなくなったが、二十歳という年齢は人生における大きな節目であることはいささかも変わるものではない。だが、記念すべき二十歳がその価値を少し失ったような気がしないでもない。
 案内に来て下さった実行委員会の皆様方は、背筋の伸びたしっかりとした青年たちである。堂々とした立ち振る舞いがきわめて立派であり、頼もしい限りだ。お話によれば、恩師からの薦めがあったようだが、積極的に自ら手を挙げて実行委員になったということだ。それぞれ初対面の中から実行委員長等役員を決め、運営の中身を決めていくのである。サポートがあったといえ、大変であったに違いない。
 その後、岡山市議会に関心を持っていただきたいとの思いから議場に案内し、議長席にも座って頂いた。メンバーの中から将来この席に着く方が現れて欲しい。当局の答弁席に座れるのは、時間が掛かるだろうが、議員には25歳からなれるので挑戦されてはどうか、議会は皆様方のような若い力を求めていると申し上げた。
 その後行われた本番の「二十歳の集い」はコロナ禍を乗り越え、見事な式典になったことはご承知のとおりである。この実行委員会の若者たちの活躍に拍手を送りたい。





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